秋・春の赤ちゃんの服装:朝晩は寒く昼は暖かい日の着せ方
朝は体感6°C、昼は17°C。ライトアウターかジャンプスーツか、どの帽子か、外出中に何を脱がせるか。
赤ちゃんの秋の服装で大切なのは、1日の中にある2つの季節に対応することです。朝9時は風があって体感6°C、昼13時は日が差して17°C、その間には暖かいバスの車内もあります。春も同じような寒暖差がありますが、空気が暖まる前から日差しが強くなります。ライトアウターで足りるのはいつか、外出中に何を脱がせるかをご紹介します。
ひと目でわかるポイント
基準にするのは
いちばん寒い時間帯
ライトアウター
5か月までは15°Cから
薄手の帽子
体感10°C以上20°C未満
スリーパー
室温に合わせて選ぶ
朝晩と昼の寒暖差:赤ちゃんに何を着せる?
外で過ごす時間のうち、いちばん寒い時間に合わせて着せましょう。 ボディ肌着に、暖かくするための服を多くても1枚。肌寒いときや雨のときは、ライトアウターかジャンプスーツを重ねます。体感10°C以上20°C未満なら薄手の帽子を、それより寒ければ暖かい帽子をかぶせます。風も忘れずに。気温3°Cで風速20km/h(約5.6m/s)だと、体感はおよそ−1.5°Cです。
お散歩が朝9時から13時のように2つの時間帯にまたがるなら、寒いほうの服装を選びます。赤ちゃんの服装がわかる天気アプリBabyWearなら、朝・昼・夕方の服装を、風、雨、UV指数とあわせて確認できます。
暖かくなってきたら、まずいちばん外側の1枚から調整します。ブランケットをめくり、アウターやジャンプスーツの前を開けましょう。そのあと首の後ろを触ってみてください。温かくてさらっとしていればちょうどよく、汗ばんでいたら1枚減らします。手が少し冷たいのは普通です。
赤ちゃんの重ね着:薄手を重ね、暖かい服は1枚だけ
重ね着といっても、トレーナーを3枚重ねるわけではありません。それぞれに役割のある薄手の服を重ねます。
- 肌着: 秋の肌着はボディ肌着かシャツ。肌に直接着せます。
- 暖かくする服: 多くても1枚。カバーオール、トレーナー、カーディガンのどれかです。
- アウター: 肌寒いときや雨のときはライトアウターかジャンプスーツ。昼はまずこれの前を開けます。
- 頭・手・足: 帽子、靴下、寒い日はミトン。
「赤ちゃんは大人より1枚多く」は本当? 当てはまるのは15°C未満で、ベビーカーの中でじっと寝ているか座っている赤ちゃんだけです。その場合も、上半身に多くて1枚までにします。それ以外は大人より多く着せず、室内では生後3か月からは大人と同じ枚数までです。
ライトアウターかジャンプスーツか:季節の変わり目の赤ちゃんの服装
月齢によって変わります。 生後5か月までは、ライトアウターで足りるのは体感15°C以上から。それより寒ければウールフリースのジャンプスーツにします。生後6〜17か月はトレーナーと合わせれば10°Cまで、生後18か月からは5°Cまでライトアウターで大丈夫です。ベビーカーに乗っている赤ちゃんは、歩き回る子よりずっと体の熱をつくりません。
| 体感温度 | 生後5か月まで | 生後6〜17か月 |
|---|---|---|
| 15°C以上20°C未満 | 長袖ボディ肌着、カバーオール、ライトアウター、薄手の帽子 | 長袖ボディ肌着、ズボン、ライトアウター、薄手の帽子 |
| 10°C以上15°C未満 | 長袖ボディ肌着、カバーオール、ウールフリースのジャンプスーツ、薄手の帽子、薄手のブランケット | 長袖ボディ肌着、ズボン、トレーナー、ライトアウター、薄手の帽子 |
| 5°C以上10°C未満 | 長袖ボディ肌着、タイツ、ズボン、カーディガンかトレーナー、ウールフリースのジャンプスーツ、暖かい帽子、厚手のブランケット | 長袖ボディ肌着、タイツ、ズボン、トレーナー、ウールフリースのジャンプスーツ、暖かい帽子、厚手のブランケット |
月齢別のジャンプスーツとライトアウター:体感温度、雨なし、風速15km/h未満、暑さ寒さの感じ方がふつうの場合。ジャンプスーツはいちばん外側の1枚です。生後2か月までは5°C以上10°C未満でカーディガンを暖かくする服にし、生後6〜11か月は10°C以上15°C未満で薄手のブランケットを足します。このほか靴下、生後12か月からは靴、10°C未満では冬用のベビーシューズを。
秋冬の寒い日、体感5°C未満になったらミトンとフットマフを足します。雨や風のある日は、10°C未満からミトンを。詳しくは冬の赤ちゃんの服装をご覧ください。25°Cから氷点下までのすべての段階は気温別の赤ちゃんの服装にまとめています。
雨の日や風速15km/h(約4m/s)以上の日に10°C以上15°C未満なら、生後5か月までの赤ちゃんはカバーオールとウールフリースのジャンプスーツの代わりに、ズボン、カーディガン、ソフトシェルのジャンプスーツを着せます。雨よけは雨が降っている間だけ服の上から使い、暖かくする服の代わりにはしません。通気口は開けておきます。詳しくは雨の日の赤ちゃんとのお出かけへ。
秋の赤ちゃんにはどの帽子が必要?
体感10°C未満では暖かい帽子、10°C以上20°C未満では薄手の帽子を、日が差していてもかぶせます。つば付きの日よけ帽子(生後18か月からは首を覆うたれ付きキャップ)は、体感20°C以上でしっかり日が差すときだけ。帽子を2つ同時にかぶせることはしません。
風のある日は、もう1枚中に着せるより、耳まで覆う帽子のほうが大切です。室内、車の中、寝床では、部屋が涼しくても帽子はすべて外します。
春の赤ちゃんの服装:日差しは強く、空気はひんやり
春は気温にだまされがちです。UV指数はたいてい4月にはもう3に達し、薄い雲ではほとんど防げません。それでも4月の赤ちゃんの服装は、体感20°C未満なら帽子をかぶせたまま、10°C以上なら薄手の帽子にします。日差し対策は、ベビーカーの幌、日陰、薄手の長袖と長ズボンにまかせましょう。
生後1年未満の赤ちゃんは直射日光に当てず、日焼け止めも避けます。ベビーカーを布で覆うのは絶対にやめましょう。中に熱がこもります。
秋(10月・11月)の赤ちゃんの服装:風、霧、早い日暮れ
風のある日は、いちばん外側の服を防風素材にし、ニットやフリースはその下に着せます。ベビーカーの幌は風上に向け、10°C未満ではブランケットの代わりにフットマフを使います。赤ちゃんの顔やベビーカーの開口部は、何かで覆わないでください。湯たんぽやカイロなどの温めグッズは、ベビーカーに入れません。
日が沈むと急に冷え込むので、帰り道のために夕方の予報も確認しましょう。霧の日や暗い時間帯には、明るい色の服や反射材が役立ちます。新生児とのお出かけに霧雨や霧の日は向きません。どうしても出かけるなら、フットマフを使います。
バスの中やおばあちゃんの家では:寝ていてもジャンプスーツはすぐ開ける
やっと寝たところなのに、本当にジャンプスーツを開けないといけないの?
はい。バスやお店、おばあちゃんの家では帽子とミトンを外し、アウター、ジャンプスーツ、フットマフはすぐに開けます。赤ちゃんが寝ていても同じで、おばあちゃんの家では全部脱がせます。車ではチャイルドシートのベルトを締める前にジャンプスーツとフットマフを脱がせ、ブランケットはしっかり締めたベルトの上からかけます。赤ちゃんの着せすぎがいちばん起こりやすいのは室内です。
おばあちゃんの家が22°C以上24°C未満なら、生後3〜5か月は半袖ボディ肌着と薄手のズボンで十分です。生後3か月未満なら、長袖のシャツを1枚足します。そのあと首の後ろで確かめましょう。
風邪のときも厚着にしない
病気や熱のある赤ちゃんを、いつもより厚着にしたり余分にくるんだりしないでください。夜も同じです。首の後ろをこまめに触って確かめます。すぐ医師に相談する目安は、生後3か月未満で38°C以上、生後3〜6か月で39°C以上。肌が熱く乾いている、またはとても眠そうなときは119番へ。
秋の幼児の服装:保育園と公園
早く歩き始めた子でも、目安が変わるのは生後18か月からです。冬用ジャケット、防寒ズボン、ミトン、スノーブーツが必要になるのは、体感5°C未満になってから。ですから4°Cの朝の登園と16°Cのお迎えは、中間をとらずに2通りの服装で考えます。
思いきり体を動かして遊ぶときはトレーナーを脱がせ、遊び終わったらまた着せます。ぬれた靴下はすぐに替えましょう。0°Cより暖かくても、ぬれると体は冷えます。水たまりは天気予報ではわかりません。体感10°C以上ならズボンの上にレインパンツを、それより寒ければ裏地付きのレインパンツをはかせます。
暖房の季節:室内は軽めに、夜は室温に合わせて
暖房がついていれば、室内ではむしろ少なめで足ります。ドイツでは肌寒い秋の日のリビングはおよそ20〜21°Cと推定されていて、この室温なら生後3〜5か月は長袖ボディ肌着、ズボン、靴下で十分です。
スリーパーはカレンダーではなく、部屋の温度で選びます。TOG値は暖かさの目安です。18°C以上20°C未満なら、長袖ボディ肌着とパジャマの上に1.0 TOGで十分。冬用スリーパー(2.5 TOG)が必要になるのは18°C未満からです。BabyWearは、寝床のそばで測って入力した室温に合うTOG値を表示します。詳しくは室温に合わせたスリーパーの選び方へ。
寝床では帽子、掛け布団やブランケット、靴下は使いません。風邪をひいているときも同じです。お昼寝のときは、日中に着ていたカーディガンと靴下を脱がせます。
よくある質問
秋と同じです。ボディ肌着に暖かくする服を多くても1枚、肌寒い日や雨の日はライトアウターかジャンプスーツを。フットマフは体感5°C以上で外してかまいませんが、風速15km/h以上の日は10°C以上になってからにします。
この記事は日々の目安としての情報で、医療上の助言に代わるものではありません。赤ちゃんの具合が悪そうなとき、熱があるとき、判断に迷うときは、小児科医や助産師に相談してください。AAP(2022)、BVKJ(2018)、BIOEG(2025)、1177 Vårdguiden(2022)、NHS(2025)、The Lullaby Trust(2026)などの推奨に基づいています。




